思春期を迎えた娘さんをお持ちの親御さん方は正直、どのように接したらいいのか迷うことが多々ありませんか?
繊細で傷つきやすいこの時期。
思春期の娘さんとのコミュニケーションに不安や戸惑いを感じる親は少なくないのです。
今回は思春期を迎えた娘さんとのコミュニケーションの取り方について色々と提案していきます。
思春期の娘への対応で気をつけること
今までは密にコミュニケーションもスキンシップもとってきた親子関係だったかもしれません。
それでも、今までの親子間のコミュニケーションの取り方は一旦忘れ、特に「受容」と「共感」を意識した対応に親も変化させることが大切です。
子どもを信じよう
思春期は自主性や自立できる力が育つ時期でもあります。
子供の意見を受け入れ、取り入れてあげることが大切です。
親としては、自立して社会に対応できる大人になってほしいという願いがありますよね。
その願いから親は思春期の娘に対し、人としてはまだ未熟なところもあるので過保護や過干渉、そして否定的になっていませんか。
子供は色々な経験や悩んだり迷ったりすることが成長に繋がります。まさに思春期の多感な時期が大事な成長の時期なのです。
なので、もちろん例外もあるでしょうが、なるべく子供の考えや意見を信じ尊重し、否定することも控えて見守ってあげるようにしましょう。
子どもから逃げずに向き合おう
ぶつかり合うのも面倒だし、嫌われたくないからと子供から逃げていませんか。
思春期の娘とは逃げずに時には本音をぶつけ合いしっかりと向き合ってあげましょう。
思春期には様々な問題と直面しますが、こういういざという時に親は逃げずに、しっかり向き合ってくれたという経験が、信頼関係を築いていくのです。
こういった積み重ねで、思春期ならではの親子関係がギクシャクしたり、会話がなくなるなどの問題から回避しやすくなります。
親は社会への窓口になろう
思春期の子供は社会への感心を強く示す時期でもあります。
逆にその思いを利用して社会の仕組みを知る機会にしましょう。
例えば働いている方などは、リアルな現場の雰囲気などを伝えてあげることも良いですね。
思春期の子供は大人の話が分かる年齢でもあるので、社会の厳しさを理解することができたりします。
大人として向き合ってあげることが良い刺激になると思いますよ。
子供の目標になり弱音を吐ける存在になろう
思春期の娘というのは親のことを特に厳しい目で見ています。
ですから、見本となる行動を心がけるよう気をつけましょう。
具体的には生活習慣、そして言葉遣いはキチンとするよう意識してほしいです。
しかし時には弱みも見せ、大人でも失敗すること、間違えることがあるよということを暗に伝えてあげましょう。
大人が弱い部分を見せることは、「完璧でなくても良い」ということがわかるだけでなく、子供も悩みを相談しやすくなったりします。
同じような悩みを抱えている人、気持ちを理解してくれる人には心を開きやすいということないですか?
子どもも同じで、自分自身の気持ちを理解してくれる人、そんな親が弱音を吐ける存在となるのです。
笑っている親でいよう
「大人になること」に魅力を感じてもらえるようにしましょう。
思春期の子供にとって大人の存在は憧れであるとともに嫌悪感を抱く存在でもあります。
なので、親自身が大人を満喫し、家庭を大切にし、笑顔のある生活を送ることが大切です。
そういう姿を身近に見ることで大人になることへの魅力だけでなく大人への不安感や嫌悪感も軽減され、安心感までも得ることができ、気持ちも安定させてあげられます。
存在を否定しない
うちの子は…と例え謙遜な気持ちがあっても本人の前ではなるべく言わないようにしましょう。
よく学校の三者面談などでも「うちの子は…」「他の子よりできない…」「心配で仕方ない」などとダメ出しばかりを言う方がいます。
しかしこれは子供たちは責められていると感じるだけでなく自分に自信をなくしてしまう原因になります。なにより親の事がとても嫌になります。
思春期の多感な子供を傷つけている言葉、存在を否定している言葉であることは分かっておいてほしいです。
父親はどう接すればよいのか
思春期の娘にとって父親の存在は親というよりも異性という立場の方が強くなります。娘のことを「ひとりの女性」として接するようにしましょう。
ぶっちゃけ思春期の娘にとって父親はあまり良い存在ではないです。
これは生物学的には、自分と近い遺伝子の男性を避けるという健全なことなんだそうです。
なので今まで「家族だから」と許されていた行動や言動を続けることは関係を悪化させるだけです。父親の方から行動を変えていくように努力しましょう。
それから特に気をつけてほしいのが「清潔」でいることです。
清潔感を保つよう心掛けると、苦手意識が軽減されていくようですよ。
まとめ
思春期の娘との接し方についてまとめると
- 子どもを信じて、存在を認めてあげて、適度な距離感で諦めることなくとことん向き合いましょう。
- 父親の立場は少し悪くなるかもしれませんがそれは生物学的に健全なことだと受け止め、でしゃばりすぎずに自身は清潔感を保ちましょう。
思春期を終えた子供は大いに成長した姿になります。
しかし成長の仕方はその時の親の対応によって変わるので、親身になって接してあげることを心がけてあげてほしいです。
親にとっても辛い時期ではありますが、大半の方が経験し乗り越えられていることなのであなたも絶対に大丈夫です。
いつか子供と笑い話にできる時が必ず訪れるので、今は少し踏ん張って頑張っていってくださいね!